飲食店における排水設備は、放っておくと様々なリスクが発生するため定期的に行っておきたいものです。しかし、どの程度の頻度で行えば良いのか、ということについては様々な要素があり、立地条件や業種によって異なります。こちらではグリストラップ清掃の頻度を比較的高めた方が良いとされる立地条件をご紹介します。

市街地

駅前など街の中心となるメインストリートには様々な飲食店があります。
特に東京には国内外問わず様々な店舗が集まっています。
しかし、人の集まりやすい街中は繁盛しやすい立地ということに加え、24時間営業をされている店舗も少なくありません。排水が出やすく、清掃のタイミングが取りづらい店舗が多いからこそグリストラップ清掃に気をつけるべき立地です。

海・川などの水辺が近い

排水設備によってキレイにされた後の生活排水は下水道、河川を利用して海に戻ります。しかし、飲食物を取り扱う店舗に限らず一般家庭においても、神奈川など海や川が近い立地条件は害虫被害が多いところもあるのではないでしょうか。グリストラップは放っておくと害虫などの発生源ともなるため、定期的に清掃することで負の連鎖を防ぐことにもつながります。

居抜き・テナント物件

限りある開業資金で独立・開業されるオーナー様にとって、居抜き物件やテナント物件は魅力あるものです。しかし、以前の営業形態・方針によっては排水設備に手が行き届いていないことも多く、安いはずの居抜き物件でかえって開業資金が高くついてしまったということもあるようです。

神奈川県などの首都圏でも居抜き・テナント物件は多いので清掃を定期的に行うだけでなく、物件探しの時に現状も含めてグリストラップをはじめとする設備確認をしておくことが必要になります。

排水設備は普段はあまり目が行かないところですが、飲食店においては要ともなる設備の1つだと思います。グリストラップなど清掃を定期的に行うことで、円滑な店舗経営につながるものではないでしょうか。